こんにちは!
船井総合研究所の松村です。
皆さんは、建設工事の現場で、「計画通りに工事が進まない」、「予定外のコストがかさんでしまった」といった悩みを抱えていませんか?
折角受注することができた工事でも適切な工程管理ができていなければ、粗利が削られて行ってしまします。
今回は、建設工事における適切な工程管理の「手法」と、実際に管理すべき「重要指標」について、現場で役立つ視点から解説します。この機会に、貴社の工程管理を見直してみましょう!
目次
工程管理の真の目的とは?
多くの会社は「期日までに終わらせること」を工程管理のゴールと考えがちですが、
本質的な目的はさらに深く、貴社の利益体質を築くことにあります。
工程管理の3つの目的
①安全・品質・コストを維持しながら、計画どおりに工事を完了すること
②手戻り・ムダの削減 → 利益確保
②発注者要求(立会い・検査)への対応
では、上記の目的を達成するために、具体的に現場で何を見て管理すべきでしょうか。
工程管理で取り扱うべき指標は以下の4つです。
①工期
言うまでもなく、最終的な納期厳守。
②日当たり施工量(標準値 vs 自社実績)
「計画(標準値)」に対して、「実際にどれだけ進んだか(自社実績)」を毎日比較し、遅れを早期に発見・対処することがカギです。
③資源(機械・人員・材料)
必要なタイミングで必要な分だけ手配し、ムダな待機時間や過剰在庫を発生させないための管理です。
④作業間の関係(前後関係・並列化)
各作業の依存関係を明確にし、可能な作業は並行して進めることで、工期短縮の可能性を探ります。
CCPMという言葉知っていますか?
CCPMとは、(クリティカルチェーン・プロジェクト管理)を意味し、各作業の安全バッファを大胆に削り、その削った分をプロジェクト全体の最後に「プロジェクトバッファ」として集中配置します。
このバッファを共有財産とすることで、遅れを隠す必要がなくなり、「プロジェクト全体の期日を守る」という意識を現場全体で共有できます。
このCCPMを公共工事の現場に導入した結果、多くの中小建設業で「工期遵守率の向上」と「粗利益の改善」を達成。
ご支援先の中には、CCPMの考え方を取り入れ、現場の資源管理と作業順序を見直したところ、無駄な手戻りが激減し、1工事で粗利10%アップという成果を達成しました。
本セミナーを受講していただき、適切な工程管理を実施し、粗利向上を目指しましょう!
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