建設の際に気を付けるべき製造工場の異物混入対策とは?

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最新ビジネスモデル2024年版 建設業の成功事例解説レポート

製造工場を建設する建設会社様向けに、製造業の異物混入対策についてご紹介します。

製造業では、医療品や半導体工場をはじめ、食品工場、自動車、窯業、家電、精密機械、プラスチック成形、金属加工、金型、紙加工など、異物混入の対策が必要な工場が数多くあります。

製造の現場は異物だらけなので、対策を徹底せず、製造過程で異物混入を発見したヒヤリハット事例がある方も多くいらっしゃいます。

異物混入は、軽視されがちですが、異物不良などで食中毒や死傷者を出し、企業の信用を失う大惨事を招いたケースもあります。

今回は、異物混入の対策についてご紹介します。

異物混入の発生源とは?

異物混入には、6つの発生源と20の異物が考えられます。

<異物混入の発生源>

(1)購入品
1.金属、2.繊維、3.油、4.カーボン、5.屑
(2)材料
6.材料の残り、7.反応生成物の残り
(3)設備
8.パッキン屑、9.ベルト屑、10.パッド屑・チャック粉、11.ブラシ屑、12.錆
(4)人
13.皮膚、14.髪の毛、15.汗
(5)製品・部品
16.欠片・屑・粉
(6)備品
17.欠片・屑・粉、18.摩耗粉、19.剥がれ、20.虫

これらは、人、モノ、空気の移動にともない発生します。

まずは、異物不良のもととなる異物の発生源をつきとめ、異物混入の伝達経路など発生メカニズムを考えることが大切です。

異物混入を防ぐ動線と作業区域の考え方

異物混入を防ぐための動線設計では、人、モノ、空気に加え、廃棄物、排水、ユーティリティ(電気、ガスなど)に分けて動線を考えます。

次に、作業区域では、清浄度に応じて、1.清潔作業区域、2.準清潔作業区域、3.汚染作業区域、4.一般区域に分けて設計します。

異物混入を防ぐには、クリーンルームの導入も有効です。

クリーンルームとは、チリやホコリ、微生物などの汚染物質を取り除き、必要な清浄度を維持する部屋です。

医療品や半導体工場にて、これまでクリーンルームが採用されてきましたが、食品工場の製造現場でも、無菌包装や無菌充填包装システムなどで導入が増えています。

過度な建物・設備は必要ありませんが、必要な清浄度を保つために必要な環境・管理体制を構築していきましょう。

まとめ

お客様の負担は、最小限に抑えつつも、運営上、投資が必要なものは欠かすことはできません。

お客様の本業となる製造において、製造工程や製品に支障をきたさないよう、企画・設計段階から異物混入ゼロを目指したご提案を進めていただけますと幸いです。

何卒、宜しくお願いいたします。

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