コロナ不況を勝ち抜く民間建築の受注戦略

今回は、ターゲットを絞った民間建築の専門ブランドを立上げ、専門ブランドのホームページに集客する手法をおすすめさせていただいています。

おすすめの理由は、全国の地場ゼネコンにて、工場・倉庫など専門ブランドのホームページから受注が増えているためです。

建設投資を行うための意思決定は、インターネット経由で決められています。

紙媒体や現場告知、紹介など、様々な情報経路がありますが、情報をインターネットで検索し比較検討した上で判断する購買プロセスに近年変化しています。

経営幹部や営業責任者が、自社のホームページ経由の受注額・件数や集客・反響数、販促経費まで、全て把握されている会社様も少ないのではないでしょうか。

上記に該当する会社様の場合は、せっかくの受注の機会を逃している可能性があります。

専門ブランドのホームページを活用した民間建築の受注戦略について詳しくご紹介します。

民間建築の受注戦略

民間建築では、事務所、店舗、工場、倉庫、病院・診療所などがあります。

エリアによって、年間着工棟数の多い建物は変わりますが、事務所や倉庫が多く、工場、店舗、病院・診療所が続いています。

年間着工棟数の多い建物を狙っていった方が、新規受注もしやすくなります。

平均工事請負金額や自社で建設できる構法(木造、S造、RC造、SRC造など)も加味しながら、ターゲット商品を選定していきます。

次に、民間建築の新規受注を獲得するには、(1)営業件数の最大化と(2)受注率の向上が必要です。

大手企業の場合、マンパワーを生かしたローラー作戦(対象エリアを1件1件営業訪問していく手法)がありますが、不要不急の外出自粛が余儀なくされる昨今では、訪問先からのクレームにもつながりかねません。

そこで、見積や資料請求、見学会の参加などのアクションへ誘導する反響獲得型のホームページが有効となります。

郵送・FAXdmや新聞、地域広報誌、専門誌、看板、のぼり旗、ラジオ・TVCM、SNS、口コミ、紹介など、様々な経路がありますが、現在、反響出口の6~7割はWEBからとなっています。

専門ブランドのホームページについても詳しく見ていきます。

専門ブランドのホームページの有効性

例えば、「工場 建設」など、絞り込んだキーワードで検索すると、検索上位に出てくる企業は、スーパーゼネコンではありません。

理由は、スーパーゼネコンは会社規模が大きく実績・信頼性の高い総合建設会社ですが、「工場 建設」というキーワードに対しては、ユーザーの満足度の高い情報をホームページに掲載しているわけではないからです。

検索上位に出てくる企業は、工場建設専門店など、工場建設に特化したホームページです。

これは、「工場 建設」というキーワードに対して、ユーザーの満足度の高い深堀した実績やお役立ち情報を掲載しているためです。

つまり、インターネット上では、スーパーゼネコンより上のいわゆる“駅前の一番立地”(検索結果にて、自社ホームページが1番上位に表示される状態)に立てる可能性があるということになります。

絞り込んだ商品に対して、公式ホームページとは別に専門ブランドのホームページを立ち上げる方法がおすすめです。

専門ブランドのホームページの作り方

WEB戦略に強い企業では、商圏エリアの競合企業のホームページを徹底的に分析しています。

競合企業のホームページに、何件のユーザーが訪れ、どのようなキーワード(企業名、エリア名、商品・サービス名、関連ワードなど)で検索しているのかまで調べ尽くしています。

例えば、流入キーワードを分析して、①自社の広告キーワードで活用する、②検索されている企業へアプローチする、③検索された商品・サービスを自社も打ち出してみるなど、新たな戦略を練ることも考えられます。

狙いたい民間建築のキーワードに対して、検索上位に表示されるホームページや競合分析は入念に実施することで反響獲得の増加にもつながってきます。

まとめ

本記事では、専門ブランドのホームページを活用した民間建築の受注戦略についてご紹介しました。

コロナ禍の影響で、建設計画の延期・中止や、営業マンの営業案件の枯渇など、経営不振の兆候が全国でも広がっています。

貴社でも、民間建築の専門ブランド化に、ぜひ取り組んでいただけますと幸いです。

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