皆様、いつもありがとうございます。
私、株式会社船井総合研究所建設支援部の南出と申します。
施工管理の社員教育を完全に内製化し、さらに教育時間を毎年減らす方法があると言ったら、驚くでしょうか?
その鍵となるのは、「施工管理業務の徹底した見える化と標準化」です。
これは、単に業務内容をリストアップするだけではありません。まるで建築の設計図を描くように、現場で行われるあらゆる業務について、「誰が」「いつ」「何を」「どのように」行うかを具体的に定義していくことです。
具体的なステップは以下の通りです。
1. 業務フローを詳細に洗い出し、可視化する
「工程管理」や「安全管理」といった大きな項目だけでなく、その中に含まれる具体的なタスク(例:週次ミーティングの開催、安全パトロール、配筋検査など)まで、すべての工程を細かく分解しましょう。これにより、業務の全体像が誰にでもわかるようになります。
2. 作業手順書を充実させる
各作業を「どのように」進めるかを詳しく記した手順書を作成します。文字だけでなく、写真や図、作業の動画なども活用して、より分かりやすくすることが重要です。
3. 役割と責任を明確にする
各業務やタスクについて、担当者だけでなく、承認者や確認者、報告先まで明確に定めましょう。「この作業はAさんが担当し、Bさんが確認、Cさんに報告する」といった形で責任範囲をはっきりさせることで、特定の個人にしかわからないという状態(属人化)を防ぎ、問題発生時の対応もスムーズになります。
「見える化」と「標準化」のメリット
これらの取り組みによって、以下のような大きな利点が生まれます。
ミスの大幅な削減: 業務フローと手順が明確になるため、経験の浅い社員でも迷うことなく作業を進められ、人為的なミスが格段に減ります。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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