生き残る種とは、最も強いものではない。最も知的なものでもない。それは、変化に最もよく適応したものである
―チャールズ・ダーウィン
みなさまこんにちは。株式会社船井総合研究所の入江貴司と申します。
みなさまも日々感じていらっしゃると思いますが、福祉用具レンタル業を取り巻く環境は大きく変化しつつあります。
そうした環境変化に対し、絶えず変化を厭わず、新しい挑戦をし続け、会社を成長させ続ける経営者を取り上げたいと思います。
私、入江との対談形式でお届けしてまいります。
ショールーム出店にM&A、メディア活用と、そのアイデアはどこから!?
業界の先陣を突き進む株式会社介福本舗の快進撃に迫る!
船井総研・入江
眞田(まなだ)さんこんにちは。
まずは株式会社介福本舗の現在の状況をお聞かせいただけますでしょうか。
眞田社長
はい。いま私たち介福本舗は福岡市内で4拠点、利用者数は4,500名になっています。
2012年12月に小さなお店からスタートしたのですが、14年を経て「ようやくここまで来た・・・」という感じです。
船井総研・入江
14年でそこまでの成長力もさることながら、介福本舗のスゴイところはそのユニークな取り組みの数々だと思っています。
これまでにやってこられたことをざっとご紹介いただけますでしょうか。
眞田社長
これまでウチの会社での主だった足跡としては、
◆福祉用具のEC販売と自社ブランド商品「TORICO」の立ち上げ
◆地元福岡のコングロマリット企業グループへの資本参画
◆一部の商品の自社レンタル化と、自社配送網の構築
◆店舗移転とショールームオープン、リ・ブランディングの実施
◆メディア「ふくふくラジオ」への挑戦とSNS発信の取組み
◆自社と同等規模の福祉用具貸与事業所のM&A
◆海外からのプラスチック手袋OEM輸入と病院・施設への販売ルート開拓
◆外国人人材の採用によるEC部門のマーケティング力強化
ざっと、そんな感じですかね。
船井総研・入江
す、すごいですね。こうやって見てみると、およそ福祉用具会社なのかと見まがうばかりの取組み内容です。
いくつかピックアップしてお聞きさせていただきたいのですが、
「地元福岡のコングロマリット企業グループへの資本参画」というのは、つまりその、グループ傘下に入って資本を入れてもらったということですか?
眞田社長
その通りです。
これは数年越しでアプローチがあり、私自身もかなり悩んでの決断だったのですが、いま思えばその形にしてよかったと思っています。
眞田のオーナー会社であるよりも、より大きな企業グループの一員となる方が大きく投資をして成長していくことができること。
また社員を雇用し続けるという点や待遇、福利厚生などを考えても、大きな母体のなかに入る方がメリットが大きいと判断しました。
毎月の資金面の不安から解放され、大きな投資を行いリターンを得る方向へと、私自身の思考も変わっていったように思います。
船井総研・入江
なるほど、そういう考え方もあるんですね。オーナー経営じゃなくなると、その会社の独自性が薄れるのでは・・・!?と思ってしまうのですが、そんなことはありませんか?
眞田社長
船井総研・入江さん、ウチを見ていてそういう風に思います?笑
グループに対して経営計画の提示や進捗の報告などはありますが、毎年きちんと業績を上げて計画を達成していれば、経営の自由度は完全に担保されています。
むしろ、ショールームオープンなんてことは、グループに入ったからこそできたことであって、単独資本でやっていたら今頃どのくらいの規模でやっているんだろうというのはたまに思いますね。
船井総研・入江
そういう意味では、介福本舗と同等規模の福祉用具貸与事業所とのM&Aというのも同じように考えていいのでしょうか。
眞田さん
そうですね。これも完全にそうだと思います。
自社だけだったら、まったく案件の俎上にも乗ってないと思いますし、もしそういう案件が目の前にあったとしても資金面とか、経営者としてその決断ができるかなど、かなりためらっていたと思います。
そういう意味で、私自身が思いっきり成長へのアクセルを踏めるような環境になっているというのは本当に大きいと思っています。
船井総研・入江
打ち手の手数が半端ではなく、すごいスピードで変化をしていると思うのですが、眞田社長の考え方をお聞かせください。
眞田社長
私たちの会社は2010年代以降に創業した、いわゆる「第2世代」の会社です。
介護保険スタートからやられている大手さんだったらどっしり構えていてもまだいいのかなと思いますが、私たちはスピードと手数、フットワークで勝負をしていかないと勝ち目はないと思っています。
まして、2020年のコロナ禍以降は環境の変化がすごくって・・・そうした変化の激しい環境のなかでは、自社のやり方やあり方を変えていかないといけないと感じています。
これから先は、意思決定のスピードが早くて、変化するということに慣れている会社の方が、逆に武器になるのではないかと密かに思っています。
私自身の考えとして「考えるよりまず、動く。そして、動きながら考える。」ということを大切にしています。
経営者として許容できる損失やリスクを頭の中に描きながら小さくテストをはじめて、なによりスピード感をもってとにかく「打席に立つ」回数を多くすることを心がけています。
当然ながら、百発百中とはいきませんが、トライの数が多いほど当たりを掴むことができるので、結局はそれがこの先も会社を守ることにつながると思っています。
全国の福祉用具会社のみなさん、勝ち残るために会社を変えていきましょう!
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