「福祉用具レンタル業 業界企業のIT/AI活用はどこまで進んでいる!?」

  • 福祉用具&リフォーム
公開日
更新日
執筆者入江 貴司
コラムテーマ
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AIを使って仕事を効率化しろっていうけど、どんな使い方がいいんだろう・・・

日々、AIという言葉を聞かないことがないほど、私たちの生活にAIが浸透してきています。
福祉用具貸与事業所でもAIをいかに活用するかという点で考えると、
バリバリ活用している方もいれば、どうやって仕事に使えばいいかわからないという方もいらっしゃると思います。

今回のコラムでは2026年10月時点でのIT/AI活用について考えてみたいと思います。


ポイント1:介護業界のデジタル活用は遅れている!?


介護業界のデジタル活用は遅れている・・・
よく言われる言葉ですね。

なぜそのように言われるかというと、次のようなことがあると思います。

?いまだにやり取りの主流にFAXが使われている
?紙の書類が多く、デスクの上は書類が山積み
?ようやくZoomは使えるようになったけど、毎回ハウリング
?タブレットを持たせても、主な使い道はカメラと写真
?アプリやクラウドを使おうとするとIDとPWで進まない

たしかに・・・

IT活用を進めようと、タブレット端末を持たせているものの、
単なるでっかいカメラ
になっているというのは、実は笑えない「あるある」かもしれません。

あと、新しいアプリを入れようとするとAppleIDとパスワードがわからず、アプリすら入れられないとか・・・


ただ、介護業界、福祉用具業界全体がそうかというと、決してそんなことはありません。

めちゃくちゃIT/AI活用を進めている会社ってどんな感じなのか、とても気になりますよね・・・!?


ポイント2:福祉用具業界でIT/AIをめちゃくちゃ活用している社長


今年の夏のことですが、ある社長さんたちの海外へのビジネスツアーに同行させていただきました。
日本から遠く離れた異国の地で1週間、その社長さんたちがどのように仕事、生活をしていたかというと・・・

?海外でもネットや電話は常時接続
?移動中の車内でも電話で打合せやリモートミーティング
?同時通訳アプリで外国語/英語もその場で理解
?録音・要約アプリでレポートにまとめる
?海外人材の雇用条件票の原案はAI生成
?日本語から現地の言語の翻訳もAIにお任せ

海外であろうが、時差があろうが、通信環境が違っていようが、日本と何ら変わりなく過ごしていました。

また、聞く、理解する、メモするなどはデバイスとAIに任せて、思考や判断、仮説検証を自身の頭で進めているという感じでした。

こうしたことから、あらためて痛感したことは、
これからの経営者の仕事にはAI活用が不可欠
ということでした。


ポイント3:2026年10月版 AI活用の6段階


福祉用具レンタル会社のAI活用6つの段階に整理してみました。
みなさんの活用度はどの段階にあるか、考えながら見てみていただければと思います。

第1段階:ふだんの検索や質問をChatGPT(チャッピー)に聞く


これはもう、多くの方がやっていることですね。
Google検索ではなくAI検索になっていたり、わからないことを生成AIに聴いてみるという初歩の段階になります。

第2段階:理由書や計画書の文言作成に生成AIを活用する


ちょっと活用度が進むと、住宅改修の理由書やレンタルのサービス計画書の内容を
AI作成するということは割と多くの方がやられているのではないでしょうか。

第3段階:就業規則やマニュアルなどをAIチャットボット化して活用


就業規則やマニュアルなど膨大な資料をAIに読ませて、聞きたいことを回答してくれるようにチャットボット化するという内容です。
他にも、厚労省など行政の難解な文書をAIに読解してもらって、要点を抽出するということもこの段階に入ります。

第4段階:営業トークのAI分析やAIロープレを行う


福祉用具の営業さんが自身の音声を録音してAIに分析させるという使い方です。
また、AIを相手にロープレを行うという使い方をすれば、失敗しても恥ずかしくなくロープレ相手ができるという活用をされている方もいます。

第5段階:特定の業務を行うカスタムAI/AIエージェントを活用


あらかじめプロンプトやデータソースを組み込んでおいて、繰り返し発生する業務を自動化していく活用法です。
例えば、自社の採用方針や人材イメージを組み込んでおいて、応募があった方のエントリーシートを読ませれば、選考に向けての短評を返してくれるような使い方もできるでしょう。

第6段階:AIを活用して独自の業務アプリを開発


AIに仕事をさせるというよりも、仕事をさせるアプリをAIと一緒に開発するという活用方法です。
アプリ開発となると、これまでは外部のベンダーさんにコストと時間をかけてつくっていたものが、
AIを上手に使えば、自分たちで業務アプリの開発ができてしまうという使い方です。


ここ最近、第6段階の業務アプリ開発をされる事例をチラチラと耳にするようになりました。

介護業界のデジタル活用は遅れている・・・
と言われますが、実は先進の会社さん、社長さんはかなりIT/AIを使いこなして、業務の自動化・効率化を進めています。

みなさんの会社はどのようにIT/AIを活用していますか?


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執筆者 : 入江 貴司

大阪大学経済学部卒業後、大手工作機械メーカーに入社。 シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルとシニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する専門コンサルティングを進める。 商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。