正論はなぜ、組織を壊すのか?

  • 民間工事
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執筆者船井総研 製造・建設支援本部
コラムテーマ経営戦略
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皆さんの会社にも必ず1人はいる、理路整然と常に「正しい」ことを言う部下。 その指摘は一見すると頼もしい一方のですが、なぜか周囲に後味の悪さを残すことがあります。その理由は、本人が「正しさ」というナイフの遣い方を誤っているからかもしれません。 先日、ある若手コンサルタントから、元同僚の話を聞きました。その同僚(Aさんとします)は、日報で上司の間違いを「正論」で指摘し続け、結果として上司の敵意と周囲の萎縮を招き、職場全体の活力を奪ってしまったそうです。 Aさんの行動は、本来の目的である「組織改善」ではなく、「相手を論破し、自らの正しさを証明する」こと自体が目的となる「手段の目的化」に陥っていました。 そうなると、指摘はもはや「アドバイス」ではなく「攻撃」としか受け取られなくなります。 では、その「正しさ」を、組織を生かす「メス」として、どう使えばプロフェッショナルだったのか。 本当に価値のある指摘には、共通する要素があります。それは、 ①目的が「組織改善」であること ②相手への「敬意」を忘れないこと ③「タイミングと伝え方」を戦略的に選ぶこと そして何より、 ④指摘を相手の未来への「気づき」という贈り物(資産)として渡す意識 この4つではないかと思います。 「正しいこと」を言うだけでは、人の心は動きません。その正しさを、相手の成長と組織の発展に繋がる「価値」へと昇華させること。それこそが、プロフェッショナルに求められる真の能力だと思います。

執筆者 : 船井総研 製造・建設支援本部

船井総研の製造・建設支援本部は、建設業界に特化した経営コンサルティングを行っております。コンサルティング事業で培ってきた成功モデルを武器に、ほぼすべての業種・テーマをカバーしております。経営に関するお悩みを幅広く解決いたしますので、是非お気軽にご相談ください。