福祉用具レンタル業 そもそもこのビジネスが「大当たり」なんです!

  • 福祉用具&リフォーム
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更新日
執筆者船井総研 製造・建設支援本部
コラムテーマ経営戦略
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ある経営者がおっしゃっていました。

 

そもそもこの業界でレンタルというビジネス自体が宝くじで「大当たり」を引いたようなもんだよね

 

本当にその通りだと思います。
きちんとやれば利益が出る上に、ビジネス構造としてもめちゃくちゃ安定している。
こんな魅力的なビジネスはそうそうないと思います。

 

今回のコラムでは、そもそも福祉用具レンタルという事業がいかに「大当たり」なのかについて考えてみたいと思います。

 

 

 

ポイント1:粗利率の高いビジネス構造

 

まず挙げられるのは、福祉用具レンタルはとても粗利率が高いということです。

 

卸会社さんから商品を仕入れて利用者にレンタルする「卸レンタル」のスタイルでも、粗利率は45~50%は確保できます。
卸会社さんとの付き合い方を上手にやれば50%を超えて粗利率を上げていくことも可能。

 

また、自社で商品を仕入れて自社資産とし、利用者にレンタルする「自社レンタル」のスタイルなら、粗利率は70%程度が基準になると思います。
商品を仕入れる投資や、返却品の洗浄・整備、倉庫保管のランニングコストがかかるとはいえ、粗利率70%というのはものすごく有利です。

 

 

 

業界の方ならこうしたことが当たり前になっていて、こんな風におっしゃるかもしれません。

 

「ウチは卸レンタルで、48%しか粗利率がないんです。。。」

 

 

 

 

 

よくよく考えてみてください。
世の中に45%とか、50%とか、そんな粗利が叩き出せるビジネスってありますでしょうか?

 

小売りで何かを仕入れて販売するなら、粗利率は20%~30%あればいい方と言われます。

 

商社さんなどは10%とかの粗利で動いているのがふつうだと思います。

 

福祉用具レンタルという、こんなに粗利率という面で有利なビジネスはそうそうありません。
「大当たり」の一つ目は、高い粗利益構造にあるということだと思います。

 

ポイント2:ストックビジネスである利点

 

先ほど福祉用具レンタルの粗利率は、他の商売と比べてもとても高いという話をしました。

 

ただ反面では、

 

「利益率が高くても単価が低いからね~」

 

というお声もあるかもしれません。

 

確かに単価が低いので一気に売上が伸びるということはないかもしれません。
ただ一方で、福祉用具レンタルはストックビジネスであるという大きな利点があります。

 

ストックビジネスであるということは、積み上げていった売上がすぐに崩れることがないということ。
例えば、今月500万円のレンタル売上が、来月にはゼロになるということはあり得ません。

 

また、世の中のほかのレンタルと比べて利用期間が長いという点も見過ごせないポイントでしょう。

 

例えばレンタカーはどうでしょう?
どこかへ旅行に行ってレンタカーを借りるとして、今日借りて明日返すという感じではないでしょうか。

 

福祉用具レンタルの場合、数か月~年単位で利用されることになります。

 

ということは、レンタルが1件決まった瞬間に1年先の売上まで確定してしまうということになります。

 

経営をしていく上で、これほど心強いものはないでしょう。
資金を調達するにも、金融機関さんにストックビジネスであるというビジネス構造を理解してもらえれば、かなり手堅い収益構造の会社と捉えてもらうことができると思います。

 

「大当たり」の二つ目は、ストックビジネスであるということですね。

 

ポイント3:低投資&低コスト構造

 

大きな投資が必要なく、参入しやすいという点も見逃せません。

 

例えば、新規立上げにあたって店舗が必要とか、なにか設備を導入しなければならないとしたらどうでしょう?
数千万円~億単位での投資が必要になり、そうやすやすと新規参入をすることはできないでしょう。

 

福祉用具レンタル会社を立ち上げるには、極端な話でいうと、人を揃えて最低限の事務所と車輛があれば立ち上げることができると思います。
これはすでに事業をやっている会社が新規出店するときも同様です。

 

大きな投資が必要なく、低投資ではじめられるビジネスであるといえます。

 

また、運営コストもあまりかからないといっていいでしょう。
販売費・一般管理費のうち、その大半を占めるのが人件費で、それ以外の経費は他のビジネスと比べると格段に低コストだといえます。

 

世の中一般的には従業員1人あたり粗利として月80万円はないと厳しいと言われるところですが、
福祉用具レンタルの場合、いろいろ切り詰めることで月60万円でもなんとかやれないことはないという感じだと思います。

 

コスト水準が低いということは損益分岐点を引き下げることができるということ。

 

「大当たり」の三つ目は、低投資&低コスト構造であるということです。

 

 

 

 

 

コスト構造が低いので損益分岐点は低く設定でき、ストックビジネスなので一度損益分岐点を超えたら利益が出続ける構造。
粗利率が高く、利益も残しやすいので、投資資金の回収もしやすい。
そもそも投資も少なく参入/展開できる。

 

いかがでしょうか。

 

これを「大当たり」と呼ばずして、なんとしましょう。

 

せっかく掴んだ宝くじの「大当たり」、存分に業績を伸ばして育てていきましょう!

 

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■ 執筆者紹介
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株式会社 船井総合研究所
リフォーム支援部
シニア経営コンサルタント
入江 貴司

 

【プロフィール】
シニア向けビジネスの立ち上げを専門に手がけるなかで、福祉用具レンタルと
シニアリフォームを掛け合わせた「セット提案モデル」を開発し業界に対する
専門コンサルティングを進める。
商圏内一番事業所に向けた戦略づくり、マーケティング・営業支援、組織体制
づくりなど業界企業のビジネスモデル化を強力に推進する。

 

⇒ 入江 貴司 への経営相談は、コチラまで
E-Mail:takashi_irie@funaisoken.co.jp

執筆者 : 船井総研 製造・建設支援本部

船井総研の製造・建設支援本部は、建設業界に特化した経営コンサルティングを行っております。コンサルティング事業で培ってきた成功モデルを武器に、ほぼすべての業種・テーマをカバーしております。経営に関するお悩みを幅広く解決いたしますので、是非お気軽にご相談ください。